脳過敏症候群の可能性


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脳過敏症候群の可能性

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専門外来の耳鳴り治療で一向に改善を感じられない方

永年、耳鳴り治療を継続していて一向に改善を感じられない方は、脳過敏症候群
の可能性も視野にいれて下さい。




「脳過敏症候群」という概念が提唱されたのは最近のことで、2010年11月の日本頭痛学会総会
で論文「慢性頭痛の新しい概念:脳過敏症候群」が発表されてから出てきた考え方です。

未だ一般に浸透しているものでは有りません。

しかし、不眠症、目眩、耳鳴り治療を続けているのに一向に改善しない方達の中には、脳の
過敏性がトリガーとなっている場合がある事が次第に判ってきています。

脳過敏症を治療すると、不眠症、目眩、耳鳴りが素早く改善する事があります。
脳過敏症に心当たりの有る方は、脳神経外科、頭痛外来の門を叩いて見て下さい。

心当たりとは、『 片頭痛 』 です。




脳過敏症候群とは

脳は外部の刺激によって興奮状態になります。刺激が無くなれば興奮状態は治まります。

脳過敏症候群
『 脳過敏症候群 』とは、外部の刺激を取り除いても、脳の興奮状態が治まらない状態を指します。

『 脳過敏症候群 』の方は、耳鳴り、不眠、目眩で悩む方々に多く見られます。

耳鳴り、不眠、目眩は専門外来で治療する事で、多くの方が改善して行きます。
永い事苦しんだ耳鳴りが急速に改善する人もいます。

一方、一向に改善しない方達も又小数います。この小数派に『 脳過敏症候群 』の方達がいます。

脳過敏症がトリガーとなって、耳鳴り、不眠、目眩を引き起こしていると考えられています。
このタイプの耳鳴りは、耳鳴り治療で一向に改善が見られません。原因が全く違うからです。

ひとたび治療が始まると、耳鳴り治療でも一向に改善しなかった耳鳴りが急速の改善します。



脳過敏症候群を引き起こしている原因


片頭痛が脳過敏症候群のトリガー

片頭痛が起こる理由は、頭の血管を包む様に取り巻いている、三叉神経が圧迫されて起こります。

1.副交感神経優位の状態で血管が拡張して、三叉神経を圧迫する。

2.強い緊張状態でセロトニンが放出され血管が収縮し、直ぐにセロトニンが排除されて、
  その反動で血管が拡張され、三叉神経を圧迫する。


片頭痛

片頭痛は、その初期のうちに”芽”を摘む事が肝心

片頭痛を治療しないのが、脳過敏性症の原因です。昔片頭痛に苦しみ、市販の鎮痛剤で
凌いで来た方も多いと思います。

年齢を重ねると、片頭痛も治まって、現在は痛みが無いという方もいると思います。

しかし、そういう方も、『 脳過敏性 』 は残ったままでいます。

後々、耳鳴り、不眠、目眩に苦しまない為にも、片頭痛は、初期のうちに専門外来で
治療すべきです。


国際診断基準では片頭痛自体が治療を要する病気に分類されています。