耳鳴りの原因や症状


耳鳴り治療 ⇒ 耳鳴りは幾つかに分類


耳鳴りの種類

耳鳴りの種類

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耳鳴りは幾つかの種類に分類され、原因や症状が分類の目安となります。

種類
生理的耳鳴り

生理的耳鳴りは、健康な人にも起こる耳鳴りのことです。

静かな場所で過ごしている時やトンネルに入った時などに起こるのが代表的な生理的耳鳴りです。

生理的耳鳴りは周囲の環境に原因があり、無音状態や気圧の変化が耳鳴りの原因になります。

特に治療を必要としない誰にでも起こるものです。

病的耳鳴り

病気が原因で起こる耳鳴りのことを病的耳鳴りといいます。

主に鼓膜のある中耳から三半規管がある内耳に掛けての病気や難聴が原因で発生します。

耳の病気以外での原因としては、高血圧や動脈硬化などの血管の病気や甲状腺機能低下症などの首の病気があります。

病的耳鳴りは特別な耳鳴り治療は不要で、原因となっている病気を治療すれば耳鳴りは解消します。

自覚的耳鳴り

最も耳鳴り治療が厄介な耳鳴りです。

自覚的耳鳴りは、耳鳴りを感じている人だけにしか聴こえない耳鳴りです。

生理的耳鳴りや病的耳鳴りの多くは、この自覚的耳鳴りに含まれます。

自覚的耳鳴りの90%は内耳の蝸牛疾患と言われ、専門の耳鳴り治療を施しても、改善が難しい耳鳴りに入ります。

他覚的耳鳴り

他覚的耳鳴りは、自分だけでなく周りの人も聴き取ることが出来る耳鳴りです。

他覚的耳鳴りの場合、耳鳴り独特の高い音ではなく「ゴボゴボ」「ゴリッ」などの低い音が聞こえるのが特徴です。他覚的耳鳴りの原因には、筋肉の痙攣や血管の拍動などがあります。

このタイプの耳鳴りは、はっきりした病気があります。
その病気の治療が耳鳴り治療となり、病気が治れば耳鳴りも解消します。


耳鳴りには2種類


耳鳴は一般的に、自分のみが音を認識できる自覚的耳鳴と、他人にも音を認識できる他覚的耳鳴に大別されます。

2種類
それぞれの音色やメカニズムは異なるため、よく観察してみると原因となっている病気の特定ができるかもしれません。

自覚的な耳鳴りと他覚的な耳鳴りにはどんな違いがあるのか、詳しく迫ってみます。

この節は「自覚的な耳鳴り」を説明します。「他覚的な耳鳴り」は次節で説明します。

自分だけに聞こえる自覚的耳鳴とは

自覚的耳鳴(じかくてきじめい)とは、本人にのみ聞こえる耳鳴りのことです。
耳鳴りの大半はこの自覚的な耳鳴りによるものです。
耳鳴り治療が最も難しいタイプの耳鳴りです。

また自覚的耳鳴りは、病気が原因で起こる病的な耳鳴りと、特に危険のない生理的な耳鳴りの2つに分けることができます。

病的な耳鳴りとは

病的な耳鳴りとは、何らかの病気が原因で起こる耳鳴りのことです。

耳鳴りの元となっている病気が何であるかを突き止めて治療をすることが、そのまま耳鳴り治療に繋がります。
また病的な耳鳴りには、眩暈や難聴などの症状を伴うことが多いのも特徴です。

生理的な耳鳴りとは

生理的な耳鳴りとは、防音室などの静かな場所にいる時に感じる耳鳴りのことです。
特に早朝や夜中などに起こりやすく、“シーン”という音が聞こえます。

しかしこの耳鳴りは健康な人にも聞こえるものであり、体に何か異常があるわけではありません。

いつの間にか止んでいる場合がほとんどですので、特に心配する必要はありません。

誰にでもある耳鳴りで、特に検査や治療は必要ありません。